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アクリル原料上昇 アジアスポット価格 設備トラブルで供給減

  自動車のテールランプに使うアクリル樹脂原料のアジアのスポット(随時取引)価格が上昇している。7月上旬時点で1トン1600ドル前後と、3カ月半で25%上がった。今春以降、アジアで設備のトラブルや定期修理が相次ぎ供給量が絞られている。中国や東南アジアでの需要が堅調に推移する。

  MMA(メタクリル酸メチル)モノマーは屋外看板や液晶の導光板に使うアクリル樹脂の原料となる。塩化ビニール樹脂の改質剤や塗料、人工大理石などにも使われる。

  「昨年はほぼ無かった設備のトラブルが今年は春以降続いている」(化学メーカー)といい、中国や東南アジアで自動車や塗料向けの需要が堅調だ。韓国で導光板の需要も回復基調という。

    今年に入り中国で設備の増設があったが、8月以降、年末に向けて世界大手の三菱レイヨンを含め国内やアジア地域で定期修理が続く。市場での取引価格は強含みでの推移が続きそうだ。

(日本経済新聞 7月23日付 朝刊  より)

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